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商品概況

NY商品 原油が10日続落、一時9カ月ぶり安値 需給緩和を警戒した売り

2018/11/10 5:40
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【NQNニューヨーク=森田理恵】9日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は10日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の12月物は前日比0.48ドル安の1バレル60.19ドルで取引を終えた。朝方に一時59.26ドルと2月中旬以来およそ9カ月ぶりの安値を付けた。原油需給の緩和を警戒した売りが続いた。

欧米メディアによると、10日続落は1984年以来34年ぶり。米国が中国を含む一部の国に対してイラン産原油の禁輸の適用除外を認めたことをきっかけに、原油需給が緩むとの観測が急速に広がっている。

8日に「サウジアラビア政府系のシンクタンクが石油輸出国機構(OPEC)を解体した場合の原油市場への影響を研究している」と伝わったことも、引き続き相場の重荷となったようだ。

半面、市場では「原油市場におけるOPECの影響力はすでに10年前ほど大きくない」(商品アナリストのジム・ワイコフ氏)として、原油需給は米国の増産に影響されやすいとの指摘もある。石油サービス会社ベーカー・ヒューズが9日公表した米国の石油掘削に使う設備(リグ)の稼働数は前週比で12基増え、今年5月以来の増加数だった。

OPECと主要産油国の閣僚で構成する協調減産の監視委員会が11日にアブダビで定例会合を開く。サウジと有力産油国のロシアが減産再開に向けて協議しているとの報道もあり、会合を前に相場は下げ渋る場面もあった。

WTI先物は前日、直近高値からの下落率が弱気相場入りの目安とされる20%に達した。目先の一段安が意識されやすい一方、テクニカル分析では「売られすぎ」のサインもあるという。「減産が決まるなどすれば底入れは近い」(プライス・フューチャーズ・グループ)との声もある。

ニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比16.5ドル安の1トロイオンス1208.6ドルで終えた。一時は1207.2ドルと、10月上旬以来1カ月ぶりの安値を付けた。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドルの代替投資先とされる金に売りが出た。損失覚悟の売りも巻き込み、下げが加速したようだ。

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