シカゴ穀物概況・24日
【シカゴ支局】24日のシカゴ市場で小麦が大幅に上昇した。米農務省が23日の取引終了後に公表した週間の作柄報告で、冬小麦の「優」「良」の合計が43%と市場予想に反して前週比で悪化した。減産懸念を背景にファンドが買い進んだという。ドルが対ユーロなどで下げ、輸出にプラスとみる買いも入った。小麦12月物終値は前日比12.50セント高の1ブッシェル=6.1125ドル。
大豆は8営業日ぶりに下げた。前日に約4年5カ月ぶりの高値を更新した反動から利益確定の売りが優勢になった。ただ、需給逼迫への警戒感は根強く下げ幅は限られた。1月物終値は同0.25セント安の11.9125ドル。
トウモロコシも小幅に下落した。利益確定の売りに押された。12月物終値は同0.75セント安の4.2575ドル。