2019年9月19日(木)

関電高浜3、4号機の再稼働認める 大阪高裁

2017/3/28 15:05
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関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを認めた大津地裁の仮処分決定を巡り、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は28日、関電の抗告を認め、運転再開を容認する決定をした。司法判断に基づき初めて運転を停止された原発が、今回の決定を受け、昨年3月以来約1年ぶりに法的に再稼働が可能な状態となった。

「不当決定」などと書かれた垂れ幕を掲げる住民側の弁護士ら(28日午後、大阪高裁前)

「不当決定」などと書かれた垂れ幕を掲げる住民側の弁護士ら(28日午後、大阪高裁前)

高浜原発3、4号機を巡っては、滋賀県の住民らが運転差し止めを求めて仮処分を申し立てていた。2基は原子力規制委員会の安全審査に合格し、昨年1~2月にいったん再稼働したが、4号機は直後にトラブルが発生して自動停止した。

翌3月には、大津地裁が東京電力福島第1原発事故の原因究明が不十分なうえ、事故後に国の原子力規制委員会が策定した新規制基準についても「関電は安全性の説明を尽くしていない」として2基の運転差し止めを命令。3号機は稼働中の原発として司法判断により初めて停止した。

同地裁は7月の異議審決定でも運転を認めず、関電側が抗告した。抗告審で関電側は「大津地裁決定は科学的知見に基づかず、著しく不合理」と強調。「新規制基準には合理性があり、2基の安全は確保されている」と主張した。

一方、住民側は、関電が耐震設計の基準とする地震の揺れについて「過小評価されている」とし、避難計画などの安全対策も不十分だと反論していた。

高浜原発は若狭湾に面した内浦半島の付け根に立地し、1974~85年に1~4号機が順次運転を始めた。1、2号機は運転開始から40年を超すが、昨年6月に運転延長の認可を受け、関電が再稼働を目指している。

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