NY円、反落 1ドル=123円50~60銭、世界株安の一服でドル買い

2015/7/29付
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【NQNニューヨーク=神能淳志】28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反落した。前日比30銭の円安・ドル高の1ドル=123円50~60銭で取引を終えた。前日までの世界的な株安の流れが一服しつつあるとの見方から、相対的に金利の低い円やユーロに対してドルを買う動きが優勢となった。

朝方から円売り・ドル買いが先行した。前日に急落した中国・上海株が下げ渋ったほか、日本株も底堅く推移。欧州主要国の株価指数は軒並み上げたため、投資家心理が改善し円売り・ドル買いを誘った。

円相場は次第に下げ渋った。午前に発表された5月の米S&Pケース・シラー住宅価格指数は上昇の勢いが一服したほか、7月の米消費者信頼感指数は市場予想に反して前月から悪化した。米景気の先行き不透明感が意識され、円買い・ドル売りを誘った。

もっとも、積極的に円を買い戻す動きも限られた。米ダウ工業株30種平均が一時200ドルを超えて上昇するなど、米株式相場が取引終了にかけて上げ幅を拡大。29日には米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、短期的な円の買い持ち高を縮小する動きも広がり、相場の重荷となった。

28日の円の安値は123円79銭、高値は123円51銭だった。

円は対ユーロで小幅に反発し、前日比5銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=136円60~70銭で終えた。円やユーロがともにドルに対して下げたため、円の対ユーロ相場は小幅な値動きにとどまった。

ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落した。前日比0.0030ドル安い1ユーロ=1.1055~65ドルで終えた。世界的な株式相場の下げ止まり基調を背景に、対ユーロでもドルを買い戻す動きが優勢だった。ただ、米経済指標が市場予想ほど改善しなかったため、ユーロ売り・ドル買いの勢いも限られた。

ユーロの安値は1.1024ドル、高値は1.1065ドルだった。

英ポンドは対ドルで上昇し、前日の1ポンド=1.55ドル台半ばから1.56ドル前後に水準を切り上げた。28日発表された4~6月期の英実質国内総生産(GDP)速報値は前期比0.7%増と市場予想と同水準だった。

ただ、前期から成長率が拡大するなど堅調な景気回復に伴ってイングランド銀行(英中央銀行)が利上げに踏み切りやすくなるとの観測も次第に広がり、ポンド買い・ドル売りが優勢となった。

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