NY円、続落 1ドル=123円90銭~124円00銭、一時12年半ぶり安値

2015/5/29付
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【NQNニューヨーク=川内資子】28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4日続落した。前日比30銭の円安・ドル高の1ドル=123円90銭~124円00銭で取引を終えた。一時124円46銭と、2002年12月6日以来ほぼ12年半ぶりの円安・ドル高水準を付けた。年内の米利上げ開始を見込んだ円売り・ドル買いが続いた。

午前に発表された4月の米仮契約住宅販売指数は前月比で市場予想を上回って増え、2006年5月以来およそ9年ぶりの高水準となった。米景気回復の勢いが増すとの観測につながり、ドル買いを促した。

一方で、円相場は下げ渋る場面もあった。麻生太郎財務・金融相は28日、7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に関した記者会見で、足元の円相場に関して「荒い動き」との認識を示した。市場では日本政府が急速な円安・ドル高の進行をけん制したと受け止められ、円の売り持ち高を縮小する買い戻しにつながった。

ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁は28日の講演で、年内の利上げ開始に前向きな姿勢を示したと伝わった。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長らの最近の発言に沿う内容だったため、相場の反応は目立たなかった。

この日の円の高値は123円62銭だった。

円は対ユーロで続落し、前日比85銭の円安・ユーロ高の1ユーロ=135円65~75銭で取引を終えた。外為市場では欧州連合(EU)などによるギリシャへの金融支援の交渉が近くまとまるとの思惑が根強く意識され、円売り・ユーロ買いが出た。

ユーロはドルに対して続伸し、前日比0.0045ドル高い1ユーロ=1.0945~55ドルで終えた。ギリシャ支援の交渉合意への期待感からユーロを買い戻す動きがやや優勢となった。

ユーロの高値は1.0959ドル、安値は1.0867ドルだった。

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