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NY円、続落 1ドル=108円00~10銭で終了、資産現金化のドル買い強まる

【NQNニューヨーク=岩本貴子】18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=108円00~10銭で取引を終えた。株式を中心とした金融資産の値動きが大きくなり、リスク回避姿勢を強めた市場参加者が保有資産の現金化を幅広く進めている。現金としてのドル需要の高まりで、幅広い通貨に対してドルが上昇。対円でもドル買いが波及した。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、トランプ米大統領は18日、カナダとの国境を一時的に閉鎖すると発表した。各国も国境をまたぐ人の行き来を制限し始めている。一段と経済活動が停滞し、2020年前半の世界景気が落ち込むとの警戒が強まっている。18日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反落し、リスク資産に換金目的の売りが膨らんだ。原油先物価格が一時18年ぶり安値まで下げるなど商品市況の急落を受けて、新興国通貨が売られたこともドル買いにつながった。米インターコンチネンタル取引所(ICE)が算出するドル指数はほぼ3年ぶりに節目の100を上回った。

景気減速の影響でキャッシュフロー(純現金収支)への懸念を高めた企業は融資枠内での借り入れを増やし始めているもよう。融資の増加にあわせて銀行はドルの調達を増やさざるをえないことも、ドル買いの勢いを強めた。

トランプ米政権は大規模な経済政策を打ち出している。国債発行が大幅に増えるとの思惑が金利上昇につながった。日米金利差の拡大が意識されたことが円売りにつながった。

円の安値は108円65銭、高値は107円29銭だった。

円は対ユーロで上昇した。前日比40銭円高・ユーロ安の1ユーロ=117円95銭~118円05銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで続落した。前日比0.0085ドル安い1ユーロ=1.0910~20ドルで終えた。対ユーロでもドル買いが優勢だった。

ユーロの安値は1.0802ドル、高値は1.0985ドルだった。

英ポンドは対ドルで売られた。一時1ポンド=1.1452ドル近辺と1985年3月以来、35年ぶりの安値をつけた。新型コロナの感染拡大で、一段の英国の景気減速を懸念した売りが出た。

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