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NY円、反発 1ドル=108円35~45銭、リスク回避の円買い

【NQNニューヨーク=戸部実華】18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反発し、前日比50銭円高・ドル安の1ドル=108円35~45銭で取引を終えた。地政学リスクの高まりや欧州政局の不透明感を背景に、運用リスクを回避する目的の円買いが優勢だった。米経済指標を手掛かりにドルが主要通貨に対して弱含んだこともあり、円はじりじりと上げる展開だった。

強硬姿勢を続ける北朝鮮を巡り、来日中のペンス米副大統領が平和的解決に重点を置きつつ武力行使も辞さない姿勢を示した。中東情勢や英仏など欧州の政治リスクへの警戒感も根強く、有事に資金流入が見込める円に買いが集まった。

ここ最近の米経済指標が力強さに欠けることも対ドルでの円高につながったとの声がある。朝方発表された3月の住宅着工件数は前月比で6.8%減り、市場の予想以上に落ち込んだ。前週末14日発表の3月の米消費者物価指数(CPI)は、エネルギー・食品を除くコア指数が7年2カ月ぶりに前月比でマイナスとなった。

米景気の改善ペースが鈍化し、米連邦準備理事会(FRB)による先行きの利上げに影響しかねないとの見方がドル売り圧力となり、円を下支えしたという。

円の高値は1ドル=108円32銭、安値は108円95銭だった。

円は対ユーロでは続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=116円30~40銭で終えた。

ユーロは対ドルで続伸し、前日比0.0085ドル高い1ユーロ=1.0725~35ドルで終えた。米経済指標を手掛かりに対ユーロでもドル売りが優勢だった。ユーロの高値は1.0736ドル、安値は1.0677ドルだった。

英ポンドはニューヨーク市場の取引時間帯でも買われ、一時1ポンド=1.2908ドルと昨年10月初旬以来の高値を付けた。メイ英首相が2020年に予定されていた総選挙を前倒しし、6月8日に実施する意向を突如示した。現状では与党・保守党が議席を伸ばすとの思惑が強い。欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉に向け、与党が権力基盤を強化できるとの期待が高まり、ポンドの買い戻しを誘った。

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