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NY円、続伸 1ドル=107円80~90銭で終了 北朝鮮情勢とハリケーンへの警戒で円買い

2017/9/9 6:47
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【NQNニューヨーク=横内理恵】8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=107円80~90銭で取引を終えた。北朝鮮問題への根強い警戒感が円買い・ドル売りを誘った。相次ぐハリケーン襲来が短期的に米経済に与える影響が懸念されることや、米利上げ観測の後退などから、主要通貨に対してドル安が進んだことも対ドルの円相場を押し上げた。

 円は朝方に107円32銭と2016年11月14日以来、約10カ月ぶりの高値を付けた。心理的な節目とされていた108円ちょうど近辺を上回ったことで、売り方の損失限定を目的とした円買いが加速したという。

 9日に建国記念日を迎える北朝鮮がミサイル発射を実行する可能性がある。地政学リスクの高まりが警戒され、金利水準が低く調達通貨とみなされる円が買われた。

 ハリケーンが米経済に打撃を与えるとの懸念も円買い・ドル売りを誘った。9日に米フロリダ州に上陸するとみられている「イルマ」の勢力は最上位から2番目の「カテゴリー4」と非常に強く、州全域で暴風雨が大きな被害をもたらすとみられている。8月下旬にテキサス州に上陸し大洪水を引き起こした「ハービー」と合わせ、7~9月期の米景気や企業業績を押し下げる可能性があるとして警戒された。

 米利上げ観測後退も幅広い通貨に対するドル売りを誘い、円相場を押し上げた。7日の上院に続いて、8日は下院が12月までの3カ月間の連邦債務の引き上げや暫定予算を可決した。だが12月には再び債務上限問題や予算審議で紛糾する可能性がある。ハリケーンの米経済への影響と併せ、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られる可能性が意識された。

 ニューヨーク連銀のダドリー総裁が8日、CNBCテレビとのインタビューで「次の利上げ時期を判断するには早い」と発言した。物価が想定以上に伸び悩んでいるとの見解も示し、以前よりやや利上げに慎重と受け止められたこともドルの重荷となった。

 円は朝方に高値を付けた後は伸び悩む場面があった。週末だったこともあり、利益確定や持ち高調整の円売りが出た。8日未明に約10カ月ぶりの水準に低下した米長期金利の下げが一服したことも円売りにつながった。

 この日の円の安値は108円07銭だった。

 円は対ユーロで3日ぶりに反発し、前日比70銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円70~80銭で取引を終えた。

 ユーロは対ドルで続伸し、前日比0.0015ドル高い1ユーロ=1.2030~40ドルで終えた。欧州中央銀行(ECB)が10月に量的金融緩和策の変更を決めるとの見方から、ユーロ高・ドル安が続いた。東京市場の時間帯には約2年8カ月ぶりの高値を付けた。

 ただ週末で一部の市場参加者がユーロの買い持ち高を手じまったとみられ、ニューヨーク市場ではユーロは伸び悩んだ。ニューヨーク市場でのユーロの高値は1.2067ドル。安値は1.2014ドルだった。

 ドルは英ポンドやカナダドルに対しても売りが優勢で、米インターコンチネンタル取引所(ICE)が算出するドル指数は91前後と、15年1月上旬以来、およそ2年8カ月ぶりの水準を付ける場面があった。

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