NY円、続落 1ドル=123円60~70銭、円売り継続し7年11カ月ぶり安値

2015/5/28付
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=大石祥代】27日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=123円60~70銭で終えた。124円09銭まで下落し2007年6月22日以来ほぼ7年11カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。年内の米利上げ開始を見込んだドル買いが続いた。

注目度の高い米経済指標の発表や要人発言はなかった。前週に年内の利上げを示唆したイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言や、26日発表の5月の米耐久財受注などを手掛かりとした円売り・ドル買いの勢いが強まった。

日本の機関投資家が円を売ってドルなどの外国通貨を買う動きが加速しているとの見方もあった。

東京市場の時間帯に麻生太郎副総理兼財務・金融相が「一般論として為替の急激な変動は望ましくない」と急激な円安をけん制したにも関わらず、ニューヨーク市場で円相場への影響は限られた。ある邦銀の為替担当者は「これまで円売り・ドル買いに持ち高が傾いていなかったため、発言が材料視されなかった」と指摘した。

円の高値は123円45銭だった。

円は対ユーロで下落し、前日比1円円安・ユーロ高の1ユーロ=134円80~90銭で終えた。円が対ドルで下げ、円の対ユーロ相場は円売り・ユーロ買いが波及した。

ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反発した。前日比0.0030ドル高い1ユーロ=1.0900~10ドルで終えた。朝方はギリシャの債務返済を巡る懸念から一時1.0819ドルまで下げ、4月24日以来、ほぼ1カ月ぶりの安値を付けた。その後、ギリシャのチプラス首相が欧州連合(EU)などとの金融支援協議について「合意は近い」と述べたと伝わり、ユーロを買い戻す動きが優勢になった。

ユーロの高値は1.0910ドルだった。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]