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NY円、大幅上昇 1ドル=109円55~65銭で終了、米失業申請の急増で景気懸念

【NQNニューヨーク=横内理恵】26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は大幅に上昇し、前日比1円60銭円高・ドル安の1ドル=109円55~65銭で取引を終えた。同日発表の週間の米新規失業保険申請件数が急増した。新型コロナウイルスによる米景気や雇用の悪化が想定以上になるとの見方が円買い・ドル売りを誘った。ドル需給の逼迫が解消されつつあることも対主要通貨でのドルの重荷となった。

東京市場で円買いが優勢になった流れを引き継ぎ、109円台後半に上昇して始まった。新型コロナの感染者数が世界で50万人、米国でも8万人を超えた。世界経済への悪影響がさらに広がる可能性が意識された。

ニューヨーク市場で円は109円21銭まで上昇する場面があった。朝方発表の米失業保険申請件数が328万3000件と前週の11.6倍に急増し、過去最大となった。150万件程度との市場予想も大幅に上回った。全米で外出制限措置や企業活動の縮小の動きが広がっており、雇用情勢も一段と悪化する公算が大きい。米景気の先行き不透明感が強まった。米金利が低下し、日米金利差が縮小したのを手がかりとした円買い・ドル売りも出た。

米連邦準備理事会(FRB)が量的金融緩和を拡大し、流動性供給を拡充している。ドル資金の需給ひっ迫が和らいでおり、円高・ドル安につながったとの指摘もあった。

円は伸び悩む場面もあった。米議会上院が25日に新型コロナ対策として2兆ドル規模の経済対策法案を可決した。下院も週末までに採決を行い、週内に法案が成立する見通しとなった。米経済の急激な落ち込みを和らげる景気刺激策が早期に実施されるとの見方が強まった。米株式相場が大幅に続伸し、「低リスク通貨」とされる円にも売りが出た。

この日の円の安値は110円09銭だった。

円は対ユーロで6営業日ぶりに反発し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=120円80~90銭で取引を終えた。円が対ドルで上昇し、対ユーロでも円買いが波及した。

ユーロは5日続伸し、前日比0.0150ドル高い1ユーロ=1.1025~35ドルで終えた。ドル資金不足が解消に向かうとの見方からのユーロ買い・ドル売りが続いた。米雇用指標の急激な悪化もユーロ買いを誘った。

ユーロの高値は1.1060ドル、安値は1.0928ドルだった。

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