NY円、横ばい 1ドル=123円90~124円00銭で終了 強弱の材料が交錯

2015/7/24付
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【NQNニューヨーク=岩切清司】23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル=123円90~124円00銭と前日から横ばいで取引を終えた。米景気の回復期待が高まった一方、原油安や米株式相場の下落を背景に市場全体でリスク性の高い資産を回避する「リスクオフ」の流れが強まった。強弱の材料が交錯し方向感に乏しかった。

朝方発表の週間の新規失業保険申請件数は1973年以来の水準まで低下した。米労働市場の改善が意識された場面では円売り・ドル買いが優勢となり、円は124円19銭を付けた。

しかし株式市場で取引が始まると、キャタピラーといった米国を代表するグローバル企業の決算が軒並み低調だったことを受けて主要な株式指数が下落した。加えて原油先物相場が下値を切り下げ約3カ月半ぶりの安値を付けた。

リスクオフの流れは外為市場にも波及すると低金利通貨の円がドルに対して買われやすい地合いが強まった。米国債に買い圧力が強まると、日米金利差の縮小を見込む取引も円買いを後押しした。

短期的な円買い・ドル売りのポジションを持つ為替トレーダーは「最近までの円安基調でも124円台を大きく割り込まなかったことでボックス相場が続くとの見方が増えている」と話していた。この日の円の高値は123円73銭だった。

国際通貨基金(IMF)は23日に公表した日本経済に関する年次審査報告書で、日銀に追加の金融緩和策の準備を要請した。ただ、円相場への影響は限定的だった。

円は対ユーロで反落した。終値は前日比60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=136円00~10銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで反発した。終値は前日比0.0055ドル高い1ユーロ=1.0980~90ドルだった。ユーロ安・ドル高基調がこのところ強かったところでリスクオフの様相を深めたことをきっかけに利益を確定する反対売買がユーロ相場を押し上げた。

この日のユーロの高値は1.1018ドル、安値は1.0952ドルだった。

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