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NY円、5日続伸 1ドル=108円10~20銭 米イラン緊迫で3カ月ぶり円高

【NQNニューヨーク=古江敦子】3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5日続伸し、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=108円10~20銭で取引を終えた。中東で米国とイランの緊張が高まり、投資家のリスク回避姿勢が強まった。相対的に安全な通貨とされる円に資金が流入し、一時は107円84銭と2019年10月11日以来約3カ月ぶりの円高水準をつけた。

アジア・欧州市場で円買いが進んだ流れを引き継いで始まった。米国防総省が2日、トランプ米大統領の指示でイラン革命防衛隊の精鋭組織のカセム・ソレイマニ司令官を空爆で殺害したと発表した。3日にはイランの最高指導者ハメネイ師がツイッターで報復攻撃を警告した。米国とイランの対立激化で中東情勢が一段と緊迫すれば、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から円買い・ドル売りが強まった。

米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した19年12月の製造業景況感指数は前月から0.9ポイント低下の47.2と09年6月以来の低水準をつけた。市場予想に反して悪化したため、発表後に円買いがやや強まる場面があった。

もっとも、円は買い一巡後に伸び悩んだ。円買い・ドル売りとなる一方で、ドルはユーロや英ポンド、一部の新興国通貨や資源国通貨に対して上昇した。「地政学リスクの高まりで、流動性の高い米ドルに資金を移す有事のドル買いも広がったため、円の対ドル相場の上値は限られた」(ジェフリーズのブラッド・ベクテル氏)という。

円の安値は108円27銭だった。

円は対ユーロで4日続伸し、前日比65銭円高・ユーロ安の1ユーロ=120円55~65銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで続落。前日比0.0015ドル安い1ユーロ=1.1150~60ドルで終えた。米イランの対立を巡る中東情勢の不透明感から対ユーロで有事のドル買いが優勢となった。この日の安値は1.1136ドル、高値は1.1180ドルだった。

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