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NY円、小幅続伸 1ドル=105円45~55銭で終了、コロナ治療巡る不透明感で

【NQNニューヨーク=岩本貴子】13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続伸した。前週末比10銭円高・ドル安の1ドル=105円45~55銭で取引を終えた。欧州や米国で新型コロナウイルスの感染者が増える中、コロナワクチンや治療薬の開発を巡る不透明感が広がり、景気の先行きへの懸念が高まった。低リスク通貨とされる円には買いが優勢だった。

欧州でコロナ感染が拡大し、米国でも中西部などで感染者数が増加傾向にある。感染者数の増加が続けば、経済活動の再開が一段と遅れると警戒された。相対的に安全資産とされる米国債が買われて長期金利が低下し、日米金利差が縮小すると意識されたことも円買いにつながった。

米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソンが12日、安全性を理由にコロナワクチンの臨床試験(治験)を一時中断したと発表した。13日にはイーライ・リリーも米当局の要請で、抗体治療薬の治験を一時中断したと伝わった。コロナのワクチンや治療薬の開発が停滞し、普及時期が遅れるとの懸念が強まった。

追加経済対策を巡っては、民主党のペロシ下院議長が13日、トランプ政権が前週末に提案した1兆8000億ドルの案について「著しく不十分」との見解を示した。合意に時間がかかるとの見方が強まったことも、市場参加者の心理を冷やした。

円の上値は重かった。欧州の景気指標の悪化を受けて、ユーロ売り・ドル買いが広がり、対円でもドル買いにつながった。手元資金を確保するためのリスク回避目的のドル買いも入りやすかった。

円の高値は105円45銭、安値は105円62銭だった。

円は対ユーロで反発した。前週末比1円00銭円高・ユーロ安の1ユーロ=123円85~95銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで反落した。前週末比0.0085ドル安い1ユーロ=1.1740~50ドルで終えた。欧州経済研究センター(ZEW)が13日発表した10月のドイツ景気予測指数が前月から大幅に低下した。欧州景気の先行きへの懸念を強めユーロ売り・ドル買いにつながった。

ユーロの安値は1.1730ドル、高値は1.1798ドルだった。

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