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円、NYで反発106円60~70銭 世界的な株安受け買い

【NQNニューヨーク=滝口朋史】2月28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=106円60~70銭で終えた。世界的に株式相場が下落し、低金利で投資資金の調達通貨とされる円は買いが優勢になった。欧州通貨に対して円が買われ、対ドルの円相場を押し上げた面もあった。

28日はアジアや欧州の主要な株価指数が下落し、米株式市場でもダウ工業株30種平均が400ドル近く下げて終えた。投資家が運用リスクを取りにくくなるとの観測が広がり、円買いが入った。

欧州通貨に対する円買いも円の対ドル相場を押し上げた。欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官が英国のEU離脱後の激変緩和措置である「移行期間」の交渉で双方に大きな隔たりがあると指摘した。合意が困難との観測を誘い、円は英ポンドに対して2円あまり上昇した。円は対ドルでも106円67銭まで買われる場面があった。

米商務省が発表した2017年10~12月期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比2.5%増と速報値から0.1ポイント下方修正された。ただ、成長をけん引している個人消費は速報値から横ばいで、米経済の基調に変化はないとの見方から円相場の反応は乏しかった。

円の安値は107円16銭だった。

円の対ユーロ相場は大幅に続伸し、前日比1円20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=130円05~15銭で終えた。EU統計局が発表した2月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が前年同月比1.2%上昇と、1月から0.1ポイント低下し16年12月以来1年2カ月ぶりの低水準になった。ユーロ圏の物価上昇圧力の鈍化が意識されユーロ売りが広がった。円は一時130円05銭と、17年9月12日以来の円高・ユーロ安水準を付けた。

ユーロは対ドルで続落し、前日比0.0040ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.2190~1.2200ドルで終えた。ユーロ圏の物価上昇圧力が鈍っているとの見方からユーロ買い・ドル売りが優勢になった。一時は1.2188ドルと1月18日以来ほぼ1カ月半ぶりの安値を付けた。

ユーロの高値は1.2229ドルだった。

英ポンドは対ドルでも売られ、1ポンド=1.37ドル台半ばと、前日の1.39ドル台前半から水準を切り下げた。EUからの円滑な離脱が難しくなったとの見方からポンド売りが優勢になった。

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