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NY円、3日続伸 1ドル=105円60~70銭で終了、米中対立懸念でリスク回避

【NQNニューヨーク=岩本貴子】9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比40銭円高・ドル安の1ドル=105円60~70銭で取引を終えた。トランプ米大統領の発言を受け、米中の対立が激化するとの懸念が改めて強まり、投資家がリスクを回避する局面で買われやすい円への買いが優勢になった。

トランプ大統領は9日記者団に対し「中国と合意する準備はできていない」と述べ、9月上旬に予定していた米中貿易協議を中止する可能性を示唆した。中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)を巡っては「取引しない」と述べた。米中の対立長期化などが改めて意識され、投資家がリスク回避姿勢を強めた。

米株式市場で、ダウ工業株30種平均が一時280ドルまで下げ幅を広げたのもリスク回避を誘った。米長期金利が一時低下し、日米金利差が縮小すると意識されたのも円相場の押し上げにつながった。円は105円27銭と1月上旬以来の高値を付ける場面があった。

買い一巡後は上げ幅を縮小した。取引終了にかけてダウ平均が下げ幅を縮小し、上昇に転じる場面があった。債券市場では週末を控えた持ち高調整の売りが優勢になり、米長期金利が上昇した。円買い材料が乏しくなり、週末を控えた持ち高調整目的の円売り・ドル買いも出た。

円の安値は105円85銭だった。

円は対ユーロで3日続伸し、前日比20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=118円30~40銭で取引を終えた。対ユーロでもリスク回避の円買いが優勢だった。

ユーロは対ドルで反発し、前日比0.0020ドル高い1ユーロ=1.1195~1.1205ドルで終えた。リスク回避姿勢が強まったことで、低金利のユーロを調達してドル建て資産に投資していた投資家が資産を売却して資金をユーロに戻す動きを強めた。ユーロはドルに対して売り込まれていたため、週末を控えて利益確定や持ち高調整を目的として買い戻しも入りやすかった。

ユーロの高値は1.1223ドル、安値は1.1188ドルだった。

英ポンドが対ドルで売られた。前日の1ポンド=1.21ドル台前半から1.20ドル台前半に下落した。9日発表の4~6月期の英国内総生産(GDP)が前期比で6年半ぶりにマイナス成長となり市場予想も下回ったのを受けポンド売りが膨らんだ。

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