NY円、続落 1ドル=123円90銭~124円00銭 米利上げ観測の円売り

2015/7/30付
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【NQNニューヨーク=古江敦子】29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落した。前日比40銭円安・ドル高の1ドル=123円90銭~124円00銭で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受け、年内の米利上げ観測が改めて意識された。円など主要通貨に対してドルが買われた。

FRBは午後に発表した声明で「米経済は穏やかな拡大が続いている」との認識を示し、堅調な雇用増などを指摘した。適切な利上げ時期の条件として挙げた「労働市場の幾分の改善」の文言を巡り、外国為替市場では「前回の声明になかった『幾分(some)』が加わり、利上げがそう遠くないと受け止められた」(邦銀の通貨ストラテジスト)という。「9月に政策金利を引き上げる可能性がある」(ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのウィン・シン氏)との観測も聞かれ、円売り・ドル買いが出た。

ただ利上げペースは穏やかにとどまるとの見方は根強く、円売り・ドル買いの勢いは限られた。

FOMC声明発表の直後には円買い・ドル売りが優勢となる場面もあった。米長期金利が上昇幅を縮めたのを受けて円買いが入った。

円の安値は124円03銭、高値は123円54銭だった。

円は対ユーロで続伸した。前日比50銭円高・ユーロ安の1ユーロ=136円10~20銭で取引を終えた。ユーロがドルに対して売られ、円に対しても売り優勢となった。

ユーロは対ドルで続落。前日比0.0075ドル安い1ユーロ=1.0980~90ドルで終えた。FOMC声明を受けて年内の米利上げ観測が強まり、ユーロ売り・ドル買いが優勢になった。

ユーロの安値は1.0967ドル、高値は1.1080ドルだった。

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