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NY円、反落 1ドル=107円80~90銭、月末需給や米株の持ち直しで

【NQNニューヨーク=戸部実華】29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比20銭円安・ドル高の1ドル=107円80~90銭で取引を終えた。月末の需給に絡んだ円売り・ドル買いが優勢だった。米株式相場が引けにかけて持ち直したのも、低リスク通貨とされる円の売りにつながった。ただ、米中関係の悪化懸念がくすぶるなか、円の下値は限られた。

海外市場で円買い・ドル売りが進み円は高く取引が始まったが、ニューヨーク市場では企業や年金基金のリバランスなどによる月末の需給に伴う円売り・ドル買いが出たとの見方があった。日中は下げが目立った米株式相場が取引終了にかけて持ち直し、低金利で投資資金の調達通貨とされる円の売りにつながった。

円の下値は堅かった。中国が反体制活動を禁じる「香港国家安全法」導入を決め、トランプ米大統領は29日、米国が香港に認めている優遇措置を見直す手続きに入ると発表した。中国や香港の当局者への制裁も科すと表明した。発表内容は貿易合意の撤回などを含まず、市場が警戒したほど厳しくないとの受け止めもあったが、米中の溝が深まるとの懸念はくすぶり、円相場を支えた。

円の安値は107円89銭、高値は107円09銭だった。

円は対ユーロで4日続落し、前日比65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=119円75~85銭で取引を終えた。一時は119円90銭と3月下旬以来約2カ月ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。

ユーロは対ドルで4日続伸し、前日比0.0035ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1105~15ドルで取引を終えた。一時は1.1145ドルと3月下旬以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。

欧州連合(EU)が打ち出した復興計画案が欧州景気を下支えするとの見方からユーロ買いが続いた。ただ、今週はユーロ買い・ドル売りが進んだため、週末を控えて目先の利益を確定するユーロ売り・ドル買いも出て、ユーロは伸び悩んだ。

ユーロの安値は1.1081ドルだった。

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