福岡の「大川家具」、地域団体商標に
九州経済産業局は30日、福岡県大川市の「大川家具」が地域ブランドを対象とした「地域団体商標」に登録されると発表した。九州地方での登録は79件目。出願した大川商工会議所は今後詳細な要件を詰める。
大川市は480年以上の歴史がある全国有数の木製家具生産地で、大川市や周辺地域で作られた家具は大川家具と呼ばれる。ただ従来は細かい要件がなく、他地域生産のものにまで大川家具の名前が使われていた。
大川商工会議所は今後数カ月で大川家具の要件について協議し、材料や塗料、金具などの定義を決める。その後、募集を通じて要件を満たす製品を認定していくという。
地域団体商標制度は地域ブランド振興のため2006年にスタート。全国で600件以上が商標登録され、九州でも「博多人形」や「長崎カステラ」など多くのブランドが登録されている。
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