2019年1月20日(日)

ふくおかFGと十八銀、統合再延期発表 「時期未定」

2017/7/25 16:06
保存
共有
印刷
その他

長崎県の親和銀行を傘下に入れるふくおかフィナンシャルグループ(FG)と同県最大手の十八銀行は25日、10月予定の経営統合の時期を「未定」とした上で再延期すると正式発表した。公正取引委員会の審査長期化を受けた措置。同一県内の有力地銀同士の統合は地銀再編の先行事例とみられていただけに、全国のほかの地銀への影響が広がりそうだ。

「十八銀と親和銀の統合は、最大のシナジー効果を発揮する組み合わせだ」。同日午後3時から福岡市内で始まった記者会見で、ふくおかFGの柴戸隆成社長は統合の意味を語った。ただ「全てのステークホルダーが納得できる統合を実現するため、議論を尽くすことができるよう、延期については期限を設けないこととした」と説明。統合の姿勢は堅持し、時期については公取委の審査終了後に改めて公表するとした。

十八銀の森拓二郎頭取は「なんとかして統合をなし遂げる。腰をすえていく」と表明。親和銀の吉沢俊介頭取も「決意の表れと思っていただきたい」と語気を強めた。

2018年10月予定の親和銀と十八銀の合併についても「未定」で再延期すると発表。公取委に対し、新規の貸出金利を定期的に開示したり、顧客アンケートや第三者委員会によって、貸し出し状況を監視・評価する仕組みを導入したりすることを説明していく。

今回の経営統合を巡っては、長崎県内の貸し出しシェアが7割に達し健全な競争環境が阻害されるとみる公取委の企業結合審査が長期化。両社は今年1月、同4月としていた統合時期を半年間延期すると発表していた。

この間銀行側は債権の一部を他行に譲渡してシェアを抑制する案などを公取委に提示していたが、現時点で審査を通過するメドは立っていない。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報