「ひめゆり」涙で校歌 慰霊祭に元学徒や遺族ら400人参列

2015/6/24付
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沖縄戦の犠牲者らを悼む「慰霊の日」を迎えた沖縄県は、23日午後も各地で冥福を祈る式典が営まれた。傷病兵の看護のために動員された「ひめゆり学徒隊」の慰霊祭も開かれ、元学徒や遺族ら約400人が参列した。

同学徒隊は沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校で編成。生徒222人が動員され、123人が犠牲になった。同窓生は慰霊碑「ひめゆりの塔」(糸満市)での式で両校の校歌を涙ながらに歌唱。元学徒で、ひめゆり平和祈念資料館の島袋淑子館長(87)は「ひめゆりの塔も資料館も平和の砦(とりで)になってほしい」と取材に答えた。

学徒だった姉を亡くした富田静子さん(82)は「憧れの存在で、教師になって頑張るつもりだったはずの姉。戦争に巻き込まれて悔しいという思いは今も変わらない」と悲痛な表情を浮かべた。

また県教育委員会は23日午前、糸満市内の小学校から最後の激戦地、摩文仁(まぶに)まで歩き、沖縄戦への理解を深めてもらう「ピースウオーク」を初めて実施。県内の高校生約150人が参加した。県立真和志高校3年、酒井弘輝さん(17)は「きょうの自分たちには飲み物もあるし帽子もあったが、当時は何もなく、はだしで歩いたと聞いた。当時の人たちのつらさを感じた」と汗を拭っていた。

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