日銀、景気判断上げ 26年7カ月ぶり「拡大」表現

2017/5/18 21:54
共有
保存
印刷
その他

 日銀福岡支店は18日、5月の九州・沖縄の金融経済概況を発表した。総括判断は8カ月ぶりに引き上げ、「地域や業種によってばらつきがみられるものの、緩やかに拡大している」とした。前月は「緩やかに回復している」だった。「拡大」という表現を用いるのは1990年10月以来、26年7カ月ぶり。

 項目別では個人消費を8カ月ぶりに引き上げた。百貨店で高額品や化粧品が堅調に推移しているうえ、衣料品に動きがあり全体的に持ち直している。家電販売も白物家電などで買い替え需要が広がり、旅行・観光も持ち直しているとした。

 雇用についても人手不足感が強まっているため判断を引き上げた。

 輸出や生産分野では判断は据え置いたものの、輸出は自動車や半導体関連を中心に高水準で推移。生産も海外需要を背景に高水準で推移している。

 「拡大」という表現を用いたことについて秋山修支店長は「これまでの供給超から需要超の経済に変わってきた」と説明。一方で「北九州、沖縄、熊本、福岡、佐賀を除いてはまだ『拡大』とは言えない」と指摘した。さらに「海外情勢の不透明感も強いなか、需要超になったからといって投資の動きが出るか、人手が確保できるかどうか、注視しないといけない」と話した。

 九州・沖縄地域の経済動向の推移を示す指標の1つが、短期経済観測調査(短観)だ。

 4月に日銀福岡支店が発表した3月の九州・沖縄企業短観では企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は全産業でプラス19。2013年以降プラス基調が続いている。全国はプラス10。

 九州・沖縄のDIはバブル末期の1991年から急速に下落しマイナスに陥り、2005年にようやくプラスになった。ただ、08年のリーマン・ショックをうけて再びマイナスに転じていた。

共有
保存
印刷
その他

電子版トップ速報トップ

企業・業界をもっと詳しく

企業がわかる。業界がみえる。ニュースとデータをまとめてチェック!

関連キーワードで検索

秋山修日本銀行企業短期経済観測調査

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 7:01
7:00
東北 7:00
7:00
関東 7:01
7:00
東京 7:01
7:00
信越 7:00
7:00
東海 7:05
7:01
北陸 6:02
6:00
関西 12:27
7:00
中国 12:27
7:01
四国 12:27
7:02
九州
沖縄
12:25
6:02

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報