辺野古移設巡る訴訟、国が勝訴 福岡高裁那覇支部
沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古沿岸部への移設を巡り、翁長雄志知事が埋め立て承認を取り消した処分を撤回しない対応の違法確認を国が求めた訴訟で、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)は16日、国の訴えを認める判決を言い渡した。
国と県が対立する辺野古移設問題を巡る初の司法判断。裁判所が移設計画を進める国の主張を認めたことで、今後の県の対応が注目される。
国は7月、取り消し処分の撤回を求める是正指示に翁長氏が従わないことは違法として提訴。2回の口頭弁論が開かれ、8月19日に結審した。