詐欺「だまされたふり作戦」、受け子に無罪判決 福岡地裁

2016/9/13 1:54
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振り込め詐欺事件で被害者の協力を得る「だまされたふり作戦」で、送付された荷物を受け取った受け子役として現行犯逮捕され、詐欺未遂罪に問われた男性会社員(35)の判決公判が12日、福岡地裁であった。丸田顕裁判官は「共犯として有罪とすることは許されない」として、無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。

丸田裁判官は判決理由で、男性が犯行に加わったのは被害者が警察に相談した後だと認定、「共謀加担前の責任は負わない」と指摘した。

男性が荷物を受け取った行為についても、被害者が犯人逮捕に協力する意図で発送したものであることから「詐欺の要件に該当する実行行為ではない」と判断、「報酬に目がくらんだ非常識な行いと卑劣な心根は非難を受けるべき」としながらも、無罪と結論付けた。

男性は、共謀の上、2015年3月に福岡県大野城市の80代の女性に対し、宝くじの特別抽せんに参加するために現金が必要などと嘘の電話をかけ、現金をだまし取ろうとしたなどとして起訴された。

福岡地検は「判決内容を精査し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい」とコメントした。

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