暮らし・安保、最後の訴え 天神・博多で舌戦に幕

2016/7/10 1:07
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「18歳選挙」幕開けの参院選は9日、選挙戦最終日を迎え、各候補者が時間の限り訴えに声をからした。景気回復や子供の貧困問題、高齢者福祉、安全保障――。世代を超えた様々な課題にどう取り組むのか。有権者が行き交う福岡市のJR博多駅前や繁華街の天神地区などで福岡選挙区の候補者はマイクを握り、18日間の論戦に幕を下ろした。

自民党現職の大家敏志氏(48)は午後4時半すぎ、福岡市内では最後となる街頭演説を博多駅前で始めた。「アベノミクスというこれまでと全く異なる金融財政政策を取り入れて政権はスタートし、国民の努力によって税収増を果たすことができた」と強調。「野党から対案を聞いたことはない。何が何でも勝たせてほしい」と支持を訴えた。

午後7時ごろ、博多駅前に止めた選挙カーに登壇したのは共産党新人の柴田雅子氏(32)。「貧困と格差は広がるばかり。社会保障を最優先にする政治に切り替えていく」と、安倍政権の経済政策を批判した。安保法制廃止の公約についても触れ、「平和と憲法を守れという皆さんの願いを(私に)託してください」と呼び掛けた。

定数増となった福岡選挙区で、公明党が24年ぶりに擁立した新人、高瀬弘美氏(34)は午後6時すぎ、博多駅前で演説に臨んだ。「アベノミクスはこれからが本番。景気回復の波を各家庭にしっかり届けたい」と声を張り上げ、元外務省職員の立場から「戦争をしない日本であり続けるため、平和外交を前に進めていく」と力強く話した。

安保法制の見直しなどを訴えてきた元民放アナウンサーの民進党新人、古賀之士氏(57)も博多駅前に姿を見せた。「私たちが世の中を変える一歩になる。3分の1以上(の議席)を与えていただけるきっかけをつくってほしい」と、投票に行くよう呼び掛けた。午後8時前、選挙カーから降りて有権者一人ひとりと握手して選挙戦を終えた。

子供の貧困問題を訴えた社民新人の竹内信昭氏(63)は最後に宗像市内の団地を回った。防衛力の強化などを訴えた諸派の新人、吉冨和枝氏(57)は、福岡市内の街頭演説に注力した。減税を主張した日本のこころを大切にする党新人の石井英俊氏(39)は博多駅前でマイクを置いた。

女性の活躍推進を掲げる無所属新人の船戸タキ子氏(58)は福岡市内の事務所前であいさつ。国会議員の人件費削減を求めるおおさか維新の会新人の森上晋平氏(32)は天神地区での演説で選挙戦を締めくくった。

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