健康情報集めAI解析 琉球大、久米島町・製薬と実験

2017/8/14 21:43
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琉球大学(沖縄県西原町)はこのほど、久米島町や大手製薬会社などと共同でビッグデータを活用し、糖尿病など生活習慣病の改善を図る「久米島デジタルヘルスプロジェクト」を立ち上げた。スマートフォンのアプリや通信機能を備えた医療機器を活用し、住民の健康データを集めて人工知能(AI)を使って解析し、住民の健康指導に役立てる。

琉球大医学部が久米島町、公立久米島病院と協力し、実証実験を今秋にスタートさせる。大手製薬会社のファイザー、バイエル薬品のほか、地元から医療情報システム開発を手掛けるブルーブックス(那覇市)や沖縄セルラー電話がプロジェクトに参画する。

久米島では糖尿病や肥満などの生活習慣病の患者が全国に比べて多く深刻な問題になっている。実験では久米島町が導入している健康診断の記録や検査結果を保存した「LHR」と呼ばれるデータベースを活用する。

スマホのアプリを使って飲酒や運動など生活習慣を調べるほか、肥満症や糖尿病の患者を抽出して病気の原因を探る。長期的にはゲノム情報をAIを用いて解析し、医薬品の開発につなげたい考えだ。琉球大大学院医学研究科の益崎裕章教授は「沖縄の健康長寿ブランドを取り戻すことが大きな使命だ。久米島で汎用性の高いデータを集積したい」と意気込んだ。

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