阿蘇山に臨時観測所 小規模噴火受け気象台
熊本県・阿蘇山の中岳第1火口の小規模噴火で現地の気象観測に影響が出ているとして、福岡管区気象台は7日、臨時観測所を設置し、16日から運用を始めると発表した。
現在は山頂付近1カ所と麓2カ所にそれぞれ無人観測所があるが、山頂の設備は火山灰やガスの影響でたびたびストップしている。このため火山活動の影響が少ない麓にある公園の一角を南阿蘇村から借り、観測所を新設。無人で降水量や気温、風の向きや強さを測る。
阿蘇山は噴火の活発化で昨年8月30日から火口周辺の半径1キロ以内が立ち入り禁止となっている。〔共同〕