2018年12月17日(月)

博多陥没補償をJVが全額負担 福岡市と合意、計5億円超

2017/6/7 2:23
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福岡市は6日、JR博多駅近くで昨年11月に起きた道路陥没事故を巡り、埋め戻し費用や被害者への損害賠償などの支払いを大成建設が代表の共同企業体(JV)が全額負担すると発表した。両者の合意は5月31日付。被害者と合意した賠償額は2日時点で約3億7290万円で、陥没部の埋め戻し費用は約1億3200万円に上る。

国土交通省の第三者委員会が3月末、事故原因を検証した報告書を公表した際、市は市営地下鉄延伸工事の施工業者のJVが負担すべきだとしていた。被害を受けた事業者への補償金を大成建設が立て替え払いしながら、市側と負担割合について協議を続けてきた。

賠償請求があったのは2日時点で345件で、うち80%の275件で合意している。今後の賠償に関する交渉は市とJVが共同で行う。

市は陥没事故で中断していた地下鉄工事を巡り、本格再開に向けた地質調査を8日午前0時から始めると発表した。3~4カ月かけて27カ所で地下水の状況などを調査し、結果を踏まえて掘削の工法を選定。本格的な工事再開は年末以降とみられる。

工事にかかる追加の費用は市が負担する。高島宗一郎市長は記者会見で「しっかり地質を調べた上でどのような工事の手法が最適なのか、専門家に諮りながら一歩ずつ進めていく」と述べた。

事故は昨年11月8日、博多区のJR博多駅前の大通りで起きた。道路が長さ30メートル、幅27メートル、深さ15メートルにわたって陥没。死者は出なかったが、水道や電気などのライフラインが断絶した。JVはこの復旧費約6千万円も負担。水道管を敷設し直すなどの「本復旧」は終わっておらず、費用は今後増える見込み。

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