元警部銃撃で無期求刑 工藤会系元幹部に 福岡地裁公判

2017/9/4 12:11
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北九州市で2012年に発生した福岡県警元警部の銃撃事件などを巡り、組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などの罪に問われた暴力団工藤会(本部・同市)系元組幹部、中田好信被告(42)の論告求刑公判が4日、福岡地裁(丸田顕裁判長)で開かれ、検察側は「凶悪性、反社会性の際だった犯行」として無期懲役を求刑した。弁護側の最終弁論を経て結審する。

公判では12年~14年に起きた3件の襲撃事件を審理。中田被告は2件の事件で襲撃の実行役を務めたとされる。同会トップで総裁の野村悟被告(70)=同罪などで起訴=らとの共謀が認められるかが争点になっている。

検察側は「工藤会の活動として、野村被告らの指揮命令に基づいて組織により実行された」と指摘。中田被告については「実行犯を担っており、刑事責任は首謀者に次いで重大」と述べ、「犯行態様は極めて危険」とした。

中田被告は襲撃で傷害を加えたことなどを認める一方、「殺すつもりはなく、工藤会が組織的に襲撃したかもわからない」などと殺意や共謀は否認している。

起訴状などによると、同被告は野村被告らと共謀し、12年4月に北九州市小倉南区の路上で元警部を銃撃して殺害しようとしたほか、13年1月に福岡市博多区で女性看護師を刃物で突き刺して殺害しようとしたとされる。また14年5月には同市小倉北区で歯科医師を刃物で突き刺して殺害しようとしたとしている。

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