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IoTで徘徊者見守り 第一交通のタクシー 北九州で実験

第一交通産業は1日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術を活用した機器をタクシーに搭載し、認知症などによる徘徊(はいかい)者の発見を支援する実験を北九州市の外郭団体などと始めた。

タクシーが徘徊者の近くを通った時に、見守る人のスマートフォン(スマホ)の画面に通知する仕組み。街中を走るタクシーの活用により、徘徊者を広範囲で発見しやすくなるという。

実証実験は同社のほか、市の外郭団体「九州ヒューマンメディア創造センター」と、ソフト開発を手掛けるスキード(東京・目黒)が実施。まずスキードが開発した長さ約3センチメートルの無線タグを徘徊者役の高齢者や子供に持ってもらう。

タクシーには、タグを持った人とすれ違うと位置情報と時刻を送信する「中継装置」を搭載。すれ違った際に専用アプリを組み込んだ見守り者のスマホ画面の地図にその位置や時間が表示される仕組みで、捜索に役立つか検証する。

実証実験は来年1月末まで予定。北九州市は全国の政令指定都市でも高齢化が進んでいる。実験結果などを踏まえ、3者による徘徊者発見支援の事業化を検討する。

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