長崎の大型クレーン、3Dデータで「公開」 世界遺産勧告

2015/7/2付
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世界遺産に登録勧告された「明治日本の産業革命遺産」の構成施設、三菱重工業長崎造船所の大型クレーンが3Dデジタルデータになった。文化遺産のデジタル記録作成を進める英スコットランド政府が1日、長崎市内で同社や内閣官房、産業遺産国民会議にデータを贈呈した。

築100年以上の同クレーンは岸壁にあり、今も大型資材・装置の搬入搬出に使われているため、世界遺産に登録されても一般公開しない。このデータがあれば、大型クレーンをあらゆる角度から眺められるほか、操作室など一部の社員しか入れない場所にも入り込める。

スコットランド政府が進めている、世界の10の文化遺産について、3Dレーザー測量技術を駆使してデジタル記録を作る文化事業で実現した。この「スコティッシュ10」に日本では唯一、長崎のクレーンが選ばれた。

同政府のフィオナ・ヒスロップ文化・欧州・対外関係相はデータの贈呈後、クレーンが実際に旋回する現場を見学。「100年以上動き続けているのは素晴らしい。3Dデータを使えば、多くの人が見ることができる」と話した。

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