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「アニサキス」見逃さず イシダ、水産加工用検査装置

切り身に紫外線、光らせ検出

寄生虫「アニサキス」による食中毒不安に対応し、計量器大手のイシダ(京都市)が水産加工場向けの検査装置を開発した。ベルトコンベヤーに載った魚の切り身に紫外線のライトを当ててアニサキスを光らせる。加工段階から素早く検査できる。7月中に発売する。

紫外線を当てるとアニサキスだけが光る(滋賀県栗東市の滋賀事業所)

イシダは2015年、小売店向けのアニサキス検査装置「アイ・スペクター」を京都大学と開発し、居酒屋チェーン店や大手スーパーに販売してきた。これを工場向けに改良した。

魚の切り身をコンベヤーに載せたまま、アニサキスが光る特定の波長のライトを当てる。1分間に200尾程度のペースで検査できる。価格は600万円程度を見込む。検査できる魚の種類が限られる海外製などの類似装置に比べて精度が高く、イカや白身魚など幅広い魚介類を検査できるとしている。

小売店向けの従来装置も月内に生産量を従来の月産100台から150台程度に増やす。滋賀県栗東市の事業所で約1千万円を投じ、生産用の装置を増強する。

アニサキスはサバやイカ、サンマにつく寄生虫の一種。魚介類が死ぬと内臓から筋肉に移動する。アニサキスによる食中毒被害の報告が増え、対策が課題となっている。

イシダは食品工場向け自動計量装置の大手。前期の売上高は1091億円だった。

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