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滋賀県民の郷愁を呼ぶ 琵琶湖周航の歌 100年(2)
軌跡

2017/3/29 6:00
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2月2日、東京・高輪の品川プリンスホテルで開かれた「近江ゆかりの会」。滋賀県出身者ら約500人が集い、交流を深めた。そして最後は出席者全員が手をつなぎ、琵琶湖周航の歌を大合唱した。

近江ゆかりの会では最後に皆で手をつなぎ「琵琶湖周航の歌」を歌った(東京・高輪の品川プリンスホテル)

近江ゆかりの会では最後に皆で手をつなぎ「琵琶湖周航の歌」を歌った(東京・高輪の品川プリンスホテル)

滋賀県民に愛され親しまれている琵琶湖周航の歌。それは1971年にカバー曲を発売した歌手、加藤登紀子さんの存在が大きい。

琵琶湖周航の歌資料館(滋賀県高島市)によると61年にボニージャックスにレコード化されて以来、60を超えるアーティストがカバーしたという。この中で村井佳子館長は「加藤さんの哀愁を帯びた歌い方がとても合い、大ヒットし、広く知れ渡った。また歌詞に県内の地名が入っていることで、滋賀の人が親近感を覚えた」という。

琵琶湖周航の歌にはこんなところでも出合える。

琵琶湖大橋を大津市から守山市方面に向かう途中、追い越し車線を法定速度の時速約60キロで走ると琵琶湖周航の歌が聞こえてくる。約610メートル間、メロディーロードが設置されているのだ。安全運転と観光効果を狙って2009年3月に滋賀県道路公社が設置した。

後ろ扉に琵琶湖周航の歌の歌詞が書かれているトラックがある。天誠運輸(滋賀県愛荘町)が6年前から始め現在、11台のトラックが歌詞と共に走る。西川健吾社長は「滋賀の男気をみせたかった」と話す。

大津市役所の本庁舎では3月1日から、終業時間の午後5時25分を過ぎるとアナウンスに続いて琵琶湖周航の歌を流している。越直美市長は「県民にとって郷愁を呼ぶ歌。これを流すことで職員に早く帰宅してもらえれば」と時間外勤務削減に期待を寄せる。

様々な形で滋賀県と関わりを持つ琵琶湖周航の歌。だがここにきて小さな危機が見え隠れしてきた。

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