2018年7月19日(木)

イチゴ新品種の海外展開 香川県など、サカタのタネと連携

2017/2/18 6:25
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 香川、三重、千葉の3県と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は共同開発した種子繁殖イチゴ「よつぼし」の海外展開で、サカタのタネと連携する。海外で無断利用を防ぐための品種登録などで同社のノウハウを生かす。種から育てるイチゴの実用化は国内で初めてのため知的財産の管理体制を築く。

 海外展開のパートナー企業としてサカタのタネと3月までに契約を結ぶ。同社は「植物新品種の保護に関する国際条約」(ユポフ条約)に加盟する中国や米国、欧州連合(EU)など9カ国・地域で、育成者権を守るための品種登録をする。そのうえで現地で専有的に販売する。

 イチゴの従来品種は親株から子株を分ける栄養繁殖が一般的。種子繁殖にすれば病害虫の伝染を防ぎ、育苗管理の省力化につながるため、香川県などが国の支援を受けて開発した。

 国内では8日付で品種登録を済ませた。すでに複数の種苗会社に利用許諾を与えており、種子栽培した苗や果実が市場に出回りつつある。

 一方、苗より運びやすい種子は、海外に不正に持ち出されるなどの懸念があった。品種登録手続きや無断利用を防ぐ対策には多額の費用や事務負担が必要で、行政だけでは対応が難しかった。ユポフ条約に加盟する国・地域は70以上あり、3県などは9カ国・地域以外でも連携企業を募る。

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