中小の知財保護、大阪に拠点開設 7月末
特許庁が所管する独立行政法人「工業所有権情報・研修館(INPIT=インピット)」は16日、近畿統括本部を7月31日に開設すると発表した。場所は大阪市北区の複合施設「グランフロント大阪」北館タワーC9階。開設に先立ち、同庁審査官の出張面接審査とテレビ面接審査の予約を電話とホームページで6月19日から受け付ける。
INPITは中小企業の知的財産の保護や活用を支援する。政府機関の地方移転の一環として大阪府が特許庁の審査業務の移管を求め、政府がその代わりにINPITの拠点開設を決めていた。INPITが近畿に拠点を設けるのは初めて。
近畿統括本部は職員が10人程度の体制で、このうち4人は知的財産の専門家になる予定。同庁審査官による出張面接審査は毎月第1、3金曜日に実施する。
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