2019年7月17日(水)

ダイト、35億円で抗がん剤の新工場 大口生産に対応

2017/7/12 7:00
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医薬品製造のダイトは11日、抗がん剤など高薬理活性製剤を生産する工場を新設すると発表した。約35億円を投じて富山市の本社工場敷地内に建設する。10月にも着工し、2018年12月の完成を目指す。大型の設備を導入し、大きなロットの生産に対応する。高薬理活性分野の市場拡大が見込まれる中、先行投資で需要を取り込む。

新設する「第八製剤棟」は3階建てで、延べ床面積が約3300平方メートル。大手製剤メーカーの新薬や後発薬を受託製造するほか、自社で開発する後発薬を生産する。新工場には大型の設備を導入し、年間4千万~5千万錠の生産能力を備える予定。高薬理の後発薬では海外輸出を見据え、将来設備を増設できるスペースも確保する。

同社は14年に約15億円を投じて抗がん剤を製造する「第七製剤棟」を建設、18年にもフル稼働する見込みだ。17年6月には約17億円をかけて抗がん剤の研究開発と治験薬などの少量生産を行う「高薬理R&Dセンター」を建設。大津賀保信社長は第八製剤棟により「高薬理活性製剤の幅広いロットの生産に柔軟に対応できる」と語った。

医薬品業界では高血圧など生活習慣病の薬がほぼ出尽くしたほか、18年から薬価改定が毎年実施される見込み。一方で抗がん剤は先発薬メーカーからの受託製造ニーズが高まっているほか、薬価が高く長期間にわたって服用するため、安価な後発薬への需要が強い。大津賀社長は「先行投資により、新しいビジネスチャンスをつかみたい」と述べた。

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