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タカラバイオ、ウイルス検査を自社受託

タカラバイオは10月に本格稼働する滋賀県草津市の「遺伝子・細胞プロセッシングセンター」で、医療用に加工したヒトの細胞にウイルスが混入していないか調べるサービスを始める。混入の有無を調べる試薬を開発し、同センターに専用の検査室を設ける。従来は提携する海外企業に検査を委託していたが、自社で行うことで大幅に期間を短縮する。

再生医療や細胞医療に使う細胞はヒトの体から取り出したものを加工して作る。厚生労働省は製品となる細胞にウイルスがいないか検査を求める趣旨の指針を出している。同社は東京医科歯科大学の清水則夫准教授と共同で新たな試薬を開発。指針の対象であるエイズウイルス(HIV)など8つのウイルスの有無が分かるようにする。

国内の大学や研究機関などからの受託を見込む。費用は1検体当たり3万9千円~4万5千円(税別)。試薬のみの販売にも応じる。5年後に年間8千万円の売り上げを目標にする。従来は提携先の英企業に検査を委託していたが、輸送に時間がかかるなどで結果が分かるまで1カ月半程度かかっていた。自社で実施することで1~2週間に短縮する。

同センターは遺伝子を細胞に運ぶ「ベクター」の生産や、製薬企業などが使う細胞の製造を手掛ける。60人程度が勤務する予定だ。

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