広島で原爆の日 「米大統領に思い届いた」

2016/8/6 8:43
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広島は6日、71回目の「原爆の日」を迎えた。広島平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、被爆者や遺族、安倍晋三首相ら約5万人が参列。米国の現職大統領として初めて広島を訪れたオバマ大統領の演説に触れ、核兵器の廃絶に向け力を尽くすと誓う声が相次いだ。

原爆慰霊碑に向かい祈りをささげる人たち(6日午前、広島市の平和記念公園)=写真 三村幸作

原爆慰霊碑に向かい祈りをささげる人たち(6日午前、広島市の平和記念公園)=写真 三村幸作

式典にはアラブ首長国連邦(UAE)など初めて出席する4カ国を含めた91カ国と欧州連合(EU)代表部が参列した。

広島市の松井一実市長は平和宣言を読み上げ、オバマ大統領が「核保有国は核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない」と呼び掛けた演説を引用。「核兵器廃絶に立ち向かう情熱を世界の人々に示した。ヒロシマの思いがオバマ大統領に届いたことの証し」と述べた。各国の為政者に被爆地の訪問を改めて要請した。

安倍晋三首相はオバマ大統領の呼びかけが世界に大きな希望を与えたとしたうえで「唯一の戦争被爆国として非核三原則を堅持しつつ、核拡散防止条約(NPT)体制の維持及び強化の重要性を訴えていく」とあいさつ。「核兵器のない世界」に向けて努力を積み重ねると話した。

原爆投下時刻の午前8時15分には平和の鐘が鳴り、参列者が黙とうをささげた。慰霊碑にはこの1年に死亡、または死亡が確認された5511人の名簿が納められ、広島の原爆死没者は30万人を超えた。

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