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誘え高校生 育て地元劇団 キラリ公立劇場(4)
軌跡

2017/4/7 6:00
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かつて「東の浅草、西の新開地」と並び称されたにぎわいを取り戻そうと、1996年に開館した神戸アートビレッジセンター(KAVC、神戸市兵庫区)。演劇公演などに利用する客席数約200のホールのほか、展覧会ギャラリー、映画シアターを備えた複合施設だ。坂本潤也館長は「外から有名な人に来てもらうより、草の根的に若い芸術家を育成することを目指している」と話す。

毎年夏に高校生向けの演劇ワークショップを開く神戸アートビレッジセンター

毎年夏に高校生向けの演劇ワークショップを開く神戸アートビレッジセンター

演劇関連では2009年に始めた「ゴー!ゴー!ハイスクールプロジェクト(ゴーハイ)」がユニークだ。夏休みに市内の高校生を集め、演出家の大塚雅史氏をナビゲーターに演劇について学ぶワークショップ。「神戸市民の多くは大学に進学すると大阪や京都へ行ってしまう。地元にいる高校生のうちに、心に刺さる経験をさせたい」と竹下士敦演劇担当。

これまでに延べ300人超が参加し、14年には卒業生による劇団エクステを立ち上げた。KAVCが主催し、年1回のペースで公演を実施しているが、「いずれ劇団として独り立ちさせたい」(竹下氏)という。

新しい動きもある。大阪府大東市は旧深野北小学校の跡地を複合施設として再利用するにあたり、地元発の演劇作品づくりを始めた。着目したのは、三好長慶ら地元の戦国武将だ。市地方創生局の宮本歌奈子さんは「あまり知られていない地元の歴史を演劇にして発信し、興味をもってもらいたい」と話す。

3月25~26日には同小学校で「河内キリシタン列伝」を上演。改宗した武将らの戯曲を、虚空旅団の高橋恵が書き下ろした。今回は俳優が演じたが「ゆくゆくは地元の劇団ができればいい」(宮本さん)。

(この項おわり)

次回は「京都・都大路と駅伝」

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