2017年11月19日(日)

関電、高浜原発4号機が自動停止 原子炉の冷却は維持

2016/2/29 15:19 (2016/2/29 18:24更新)
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関電高浜原発4号機で発送電を開始する作業中に原子炉が停止し、中央制御室で状況を確認する運転員ら(29日午後、福井県高浜町)=代表撮影

関電高浜原発4号機で発送電を開始する作業中に原子炉が停止し、中央制御室で状況を確認する運転員ら(29日午後、福井県高浜町)=代表撮影

 関西電力高浜原子力発電所4号機(福井県高浜町)で29日午後2時すぎ、発電機と送電設備をつなぐ作業直後、変圧器の故障を知らせる警報が鳴り、発電機と原子炉が自動停止した。原子炉は核分裂反応を抑える制御棒が自動で挿入されて止まった。関電によると、原子炉の冷却は維持されており、環境への放射能の影響はないとしている。

 関電は同日午後5時すぎ、大阪市内で記者会見し、「大変なご心配をおかけして申し訳ございません」(木島和夫原子燃料サイクル部長)と陳謝した。

 関電が4号機の警報の回路を調べたところ、原発でつくった電気の電圧を送電用に高める主変圧器の故障を示す回路が働き、発電機が自動停止したことが分かった。主変圧器に何らかの不具合があり、電圧のバランスが崩れたとみられる。出火など外観上の異常は確認されていない。

 4号機は26日に再稼働したばかり。27日に核分裂が安定して続く「臨界」に達し、29日は電力供給を始める作業を進めていた。関電は今回のトラブルの原因究明と対策が終わり次第、4号機の再稼働工程を再開したい考えだが、当初の予定からは遅れることになる。

 関電の公表基準に照らすと、今回は「原子炉を停止し、必要な対策を実施」するもので、「速やかに公表」する最高段階のレベル4に相当する。

 4号機では20日、1次冷却水が漏れる不具合が起きた。関電は配管の弁のボルトを締め直すなどの対策を取り、26日に原子炉を起動した。

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