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ガス灯全面点灯、市長も動く 船場は復活するか(5)
軌跡

2014/10/4 6:30
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今年6月、北船場の三休橋筋に立つ55本のガス灯が初めて全面点灯した。同筋には重要文化財の「綿業会館」などレトロな近代建築が点在。電柱も昨年撤去され、散策にもってこいとなった。

三休橋筋で6月に全面点灯したガス灯(大阪市中央区)

三休橋筋で6月に全面点灯したガス灯(大阪市中央区)

点灯には、昨年11月の本紙夕刊の記事が一役買った。大阪市の橋下徹市長が、資金不足で消えていたガス灯の復活に尽力する人の記事を読み、動いたからだ。

「市長から予算化の指示が直接きた」と中央区の斎藤拓也副区長。資金集めには大阪商工会議所も協力した。地域振興部の中野亮一部長は「北船場は大阪全体のブランドになり得る。会員からも異論はなかった」と話す。

大商は本町橋に来春完成する船着き場でも、推進主体の「e―よこ会」事務局として貢献する。「キタやミナミは大資本がやってくれるけど船場にはないし、行政もやってくれない」(中野さん)。実は大阪は「水都」を標榜しながら、個人のプレジャーボートを川であまり見かけない。係留場所がなく停泊も禁止され、水位調節のゲートを通るには事前申請がいるからだ。

電線の地中化でも船場は東京都心と比べ遅れている。変圧器などの置き場所の問題に加え、中野さんは「船場に集客しようという意識が低かった」とみる。大阪市は来年度予算で本腰を入れるようだが、船場の魅力アップにできることはまだたくさんある。

(この項おわり)

次回は「なにわの名物 探る・創る」

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