2019年5月27日(月)

シャープが「シェフの味」宅配 調理家電向けキット

2017/9/26 14:03
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シャープは26日、食品宅配サービスを10月19日から始めると発表した。自社の調理家電「ヘルシオ」向けの料理キットで、有名レストランのシェフらが監修したメニューを家庭で簡単に再現できるという。高齢夫婦や共働き世帯などが増加するなか、手軽に料理ができる調理家電のニーズは拡大しており、食材宅配サービスも自社展開して需要を取り込む。

シャープは調理家電「ヘルシオ」向けの食材宅配サービスを始める(東京都港区)

料理キットの宅配サービス「ヘルシオデリ」を、ぐるなび、食材宅配サービスのタイヘイ(千葉県匝瑳市)と組んで展開する。ぐるなびに加盟しているレストランのシェフがメニューを監修、タイヘイが食材の調達や加工などを担当する。

当面は週末限定のサービスで、前週までに電話やネットで受け付ける。注文した料理キットは下ごしらえ済みの状態で届く。シャープのウオーターオーブン「ヘルシオ」や、水を使わずに自動で調理する電気鍋「ヘルシオホットクック」を使い、ボタンを押すだけで「誰でも均一な品質で高いレベルでの調理が可能だ」(IoTクラウド事業部の松本融・サービスマーケティング部長)という。クラウドサービスと連携してヘルシオがメニューも自動的にダウンロードする仕組みだ。

キットの価格は2~3人前の1メニュー当たり3800円(税別)から。北海道や四国、九州への配送は別途300円(同)の送料がかかる。まずは週末の"ハレの日"用に和洋中やベジタリアン向けなど14メニューの展開から始めるが、順次、日常向けのメニューにも広げていく方針だ。

人工知能(AI)と、あらゆるモノがネットにつながるIoTを組み合わせた「AIoT」関連事業を成長の核の一つに掲げるシャープ。同日記者会見した長谷川祥典専務執行役員は「AIoTでは機器だけでなく、ネットを通じた新たなサービスの提供が不可欠だ」と強調。「サービスの拡大が機器の販売増にもつながる」との期待を語った。シャープは2020年ごろをメドに食材宅配事業で200億円の売り上げを目指す考えだ。(中村元)

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