天守閣望み食事や買い物 大阪城公園、来年に2施設
大阪城公園(大阪市)を管理・運営する大阪城パークマネジメント共同事業体は9日、飲食店や土産物店などが入った2つの施設を2017年6月から順次開業すると発表した。総工費は約30億円。そのうちの1施設は天守閣近くの旧第四師団司令部庁舎を改装する。
旧庁舎は洋風のデザインが特徴で大阪市立博物館として利用されてきた。飲食店や土産店など4店舗が入り、地下には体験型の歴史施設をつくる。17年秋の開業を見込む。もう1つの施設「ジョー・テラス・オオサカ」はJR大阪城公園駅近くに設ける。鉄板焼きなどの飲食店やスポーツクラブなど15店舗が入る。17年6月の開業予定。
16年度の大阪城天守閣の入館者数は前年比7%増の250万人と過去最高の見通し。公園内には飲食店が少なく、新施設によって集客力を高める。大阪城パークマネジメントの米田巳智泰取締役は「飲食ができるスペースをつくることで来園者により長く滞在してもらいたい」と話した。