農産物を海外にネット販売 JTB西日本、まず香港で

2017/9/6 7:00
保存
共有
印刷
その他

JTB西日本は5日、日本の農水産物の海外へのインターネット販売を始めると発表した。専用の電子商取引(EC)サイトを開設。まず香港向けに果物の販売から始め、地域や種類を広げていく。海外での日本の食への関心の高まりを受け、新事業として収益を上げるとともに、訪日旅行にもつなげる。2020年に年間売上高5億円をめざす。

ECサイト「J,s Agri」を同日開設。スマートフォン(スマホ)向けアプリも用意した。サイトには英語版と中国語(繁体字)版があり、香港向けに提携先の農家から仕入れた岡山のシャインマスカットや京都・京丹後の二十世紀梨などを売り出した。

季節ごとに旬の食材を入れ替えつつ常時50品目程度用意する。サイトから商品を注文すると、JTB西が商品を手配。関西国際空港から空輸し発注から3~4日で手元に届く仕組みだ。

年内にはシンガポールやマレーシアでも販売を始め、順次地域を広げていく。サイトの知名度向上にはウェブ広告やSNS(交流サイト)でのPR、現地の料理教室での告知などを使う。

JTB西は農園観光などを通じて国内の農家などとつながりがあり、そのネットワークを商品の調達に活用。商品は農家からJTB西が日本円で買い取るため、生産者にとっては代金回収や為替差損の不安がない利点がある。

旅行業で培った運輸業とのパイプも活用。小口輸送でも輸送費を抑え、これまで日本の農産物を輸入販売していた地元の小売店より販売価格を抑える考えだ。

サイトを通じて日本の農水産物のおいしさを知ってもらうことで、訪日時の農園ツアーなどの販売につなげる狙いもある。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]