鴻海「シャープ買収へ優先的に交渉」 2月末の最終契約目指す

2016/2/5 17:56
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台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘董事長は5日、シャープ買収に向けて優先的に交渉することになったと表明した。最終契約は2月末を目指したいと語った。郭氏が5日にシャープの高橋興三社長と協議後、記者団に明らかにした。

シャープ本社での会談を終え、基本合意書を見せる鴻海の郭董事長(5日午後、大阪市阿倍野区)

シャープ本社での会談を終え、基本合意書を見せる鴻海の郭董事長(5日午後、大阪市阿倍野区)

シャープは4日の取締役会議で鴻海案を協議し、優先的に交渉することにしていた。これを受け郭氏が来日し、5日に大阪市のシャープ本社で高橋社長らと詰めの協議をした。鴻海は総額7000億円規模の支援を提案しているとみられている。

郭氏は高橋社長との協議前に記者団に「4日のシャープの取締役会後、鴻海側の提案を支持してもらい、優先的に交渉できるという内容の連絡を受けた」と説明。「シャープの主取引先銀行も含め、今日の午後2~3時前後には契約について最終形のサインをしたい」と述べ、同日中の決着を目指す考えを示した。

鴻海側は交渉の大筋合意などの節目に交わす「レター・オブ・インテント」と呼ばれる基本合意書などの契約書をまとめることを求めていた。シャープは郭氏が5日に目指す契約締結について「社内手続きがあるので最終合意ではない」(同社)としていた。

シャープは当初、官民ファンドの産業革新機構からの出資を受け入れる方針だったが、対抗策として支援額を上積みした鴻海案の採用に判断が傾いた。

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