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近鉄「ハルカスコイン」実験開始 あべのハルカス

スマートフォンを使った「近鉄ハルカスコイン」で買い物をする利用者(1日午前、大阪市阿倍野区の近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店)

近鉄グループホールディングスは1日、三菱総合研究所と組み、仮想地域通貨「近鉄ハルカスコイン」を使った実証実験を近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店(大阪市)で始めた。仮想通貨の中核技術「ブロックチェーン」を活用する。スマートフォン(スマホ)でダウンロードしたアプリから支払いができる。今後は沿線の自治体などとも提携して仮想地域通貨を導入し、伊勢志摩など観光地での活用や地域の活性化につなげる。

事前の抽選で選ばれた5000人が、10月1日までの実験に参加する。本店内に設けた専用カウンターで5000円を支払うとスマホのアプリを通じて1万円相当のコインと交換できる。コインはあべのハルカス内の店舗約200店や展望台で使える。

三重県から買い物に来た女性会社員(25)は「以前からブロックチェーンの関連株を保有しており、技術に興味があった。使い勝手を試せたら」と話した。実際に買い物をした絹谷香奈さん(34)は「子供を抱いていると現金を出すのが大変。スマホで決済できるのは便利だ」と語った。

仮想通貨を使うと利用者の購入履歴が分かる。顧客の性別や年齢別の人気商品を把握し、販売に役立てられる。クーポンなどと組み合わせて、店舗利用を促すことも可能だ。近鉄は今回の実験から課題を洗い出し、沿線での実用化につなげる。

地域通貨は全国的に広がりつつある。飛騨信用組合(岐阜県高山市)は「さるぼぼコイン」を10月下旬に導入する。福島県の会津大学も食堂などで実験を行っている。(土橋美沙)

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