大阪の社福法人前理事長、1.1億円を私的流用疑い 13億円不正経理

2016/5/31 2:08
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高齢者介護施設などを運営する社会福祉法人「桃林会」(大阪府摂津市)の前理事長(69)が、理事会の承認なしに金融機関から融資を受けるなど、少なくとも約13億円に上る不適切な経理処理をしていたことが30日、摂津市などへの取材で分かった。約1億1千万円を飲食代など私的に流用していたという。同会は前理事長を大阪府警に業務上横領容疑などで刑事告訴する方針。

同市などによると、前理事長は2004年~15年、理事会の承認なしに、府内などの複数の金融機関などから同会名義で融資を受けた。独断で借り入れた負債総額は今年1月時点で約11億9千万円で、他に同会の資金約1億4千万円を流出させており、不適切な会計処理は計約13億4千万円に上るという。

うち約1億1千万円は、掛け軸などの美術品購入や飲食費など私的に流用していた。約7億1千万円は個人的な事業への投資に充てていたという。

前理事長が今年1月、桃林会に「内密にしていた負債がある」と不正な融資や流用を説明。同会は内部調査を進め、今月30日までに大阪府と摂津市に調査内容を報告した。前理事長は1月23日に退任した。

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