文楽劇場入場者数、20年ぶり高水準 14年度、11万7000人
国立文楽劇場(大阪市)は26日、同日終了した2014年度の公演の有料入場者が前年度比16.3%増の11万7672人(速報値)になったと発表した。1994年度以来、20年ぶりの高水準で、84年の劇場開場以来3番目に多かった。昨年4月に開かれた人間国宝の文楽太夫、竹本住大夫さんの引退公演が大入りになったほか、夏休み公演などが好調だった。
過去最高は94年度の約12万3千人、2番目は開場した84年度の約11万8千人。14年度の1回当たりの平均入場者は547.3人で、過去最高になった。
市は14年度、入場者数に応じて額を決める協会への運営補助金を、満額の2900万円支給する見通しだ。
関連キーワード