2019年2月17日(日)

大阪桐蔭、裏金5億円 第三者委「元校長らの告訴検討を」

2015/3/26付
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学校法人大阪産業大が運営する大阪桐蔭中学・高校(大阪府大東市)の裏金不正流用問題で、第三者委員会(委員長・畠田健治弁護士)は25日、簿外で管理していたのは総額5億円に達するとした調査結果を発表した。同校の発展に寄与した元校長などが関与し、少なくとも約1億2千万円は不正流用しており、第三者委は業務上横領容疑で元校長らの刑事告訴の検討を提言している。

第三者委によると、裏金は保護者が支払った(1)模擬試験の受験料(2)副教材費と実習費(3)検定試験の受験料――から捻出していた。

第三者委は、元事務長が提出した領収書などから確認できた裏金5億円のうち、少なくとも1億2千万円は飲食費やゴルフ代、最高で100万円ほどする高級品のバッグなどの購入に使われていたと認定した。

模擬試験の受験料では徴収した金を学校法人の収入や預かり金として計上せず、学校名義の別口座で管理。出入金記録が確認できた2005年度以降の出金について、予備校などに照会した結果、大半は模試の受験料に充てられていたが、約1千万円は受験料としての支出は確認できなかったという。

保護者会の役員経験者らで構成する親睦団体名義の口座にも一時、裏金が移動していた。調査委は「(親睦団体の顧問でもあった)元校長らへの給与相当額を支給するためと容易に推認できる」と指摘した。

さらに模試の受験料以外にも、教材費などとして徴収した金も別の中高名義の口座で管理していた。記録が残る04年以降、元事務長の指示で計約9900万円が引き出されていたという。

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