2017年11月23日(木)

臍帯血業者ら再逮捕へ 詐欺容疑、虚偽説明で入手

2017/9/15 2:00
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 臍帯血(さいたいけつ)の無届け投与事件で、愛媛など4府県警の合同捜査本部は、実際は販売目的なのに研究用に使うなどと臍帯血の所有者に虚偽の説明をし、権利を放棄させてだまし取ったとして、臍帯血販売会社「ビー・ビー」(茨城県つくば市)社長、篠崎庸雄容疑者(52)らを15日にも詐欺容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で14日分かった。

 捜査本部は8月27日、無届けで投与したとして再生医療安全性確保法違反の疑いで、「表参道首藤クリニック」(東京・渋谷)院長の医師、首藤紳介容疑者(40)や篠崎容疑者ら計6人を逮捕した。同法違反での立件は初めてで、今月16日が勾留期限となる。捜査関係者によると、再逮捕の対象に首藤容疑者は含まれない見込み。

 これまでの捜査で、篠崎容疑者らは2009年に経営破綻した民間バンク「つくばブレーンズ」が保管していた臍帯血を入手し、ビー・ビーを設立した10年4月以降、三百数十人分を販売していたことが判明した。

 これらの臍帯血は、福岡市の卸売会社や京都市のクリニックを介して流出。表参道首藤クリニックを含む全国各地の医療施設に転売され、投与に使われていた。

 表参道首藤クリニックは無届け投与の件数が特に多かったとされる。首藤、篠崎両容疑者らは、実際は届け出が必要なアンチエイジングなどが投与目的なのに、届け出が原則不要な急性白血病などの特定27疾病の治療が目的だと、カルテを改ざんしていた疑いがある。〔共同〕

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