2018年12月14日(金)

大阪会議、空中分解の危機 第2回は自民など欠席で流会へ

2015/8/13付
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大阪府と大阪、堺両市の3首長と議員でつくる「大阪戦略調整会議」(大阪会議)で、13日開催予定の第2回会合が流会する見通しになった。運営方法などで大阪維新の会と対立する自民党や共産党のほか竹山修身堺市長が欠席を表明、定足数に満たないためだ。大阪都構想の対案として自民が提案した会議だが実質的議論がないまま"空中分解"が濃厚になった。

「会議の進め方などが決まらないままでは実りある会議にならない」。自民大阪府連の花谷充愉府議団幹事長は12日、大阪会議の第2回会合を欠席する理由を説明した。先月24日の初会合では規約さえ決められなかった。自民は「会合前に会派の代表者で話し合うべきだ」と主張したが、調整がつかないまま第2回会合が13日に招集されたことに反発した。

共産も反発して欠席を決め、竹山氏は12日、「全ての会派が議論を戦わせることが大事」と述べて欠席を表明。堺市の委員の10人中4人が欠席する見通しとなり、定足数に満たないことが確定的となった。竹山氏は会議を招集した今井豊会長(維新府議)に「もうちょっと調整すべきだった」と批判の矛先を向けた。

13日の会合には橋下徹大阪市長(維新代表)と松井一郎知事(維新幹事長)など維新側の委員のほか、公明党、ソレイユ堺(民主党と無所属)の委員が出席する意向だ。

公明は12日に「議論を前に進めるべきだ」(林啓二府議団幹事長)として出席を決めた。だが自民からは「(自公の関係に)影響が無いわけではない」(柳本顕大阪市議団幹事長)とけん制する発言も漏れた。

自民は大阪会議の設置条例を改正し、「基本的な運営ルールは出席委員の過半数で決める」とする制度変更を狙う。ただ3つの議会で可決されたとしても、松井氏と橋下氏が議決を議会に差し戻す「再議権」を行使すれば、3分の2以上の賛成が必要な再可決は難しいとみられる。

松井氏は「邪魔してつぶしているのは自民だ」と批判。維新側は13日の会合が流会した場合、その後は出席しない考えを示唆しており、大阪会議は再び開催されない公算が大きくなった。

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